2018年5月28日

古い家の家具や解体はどうすればいいの?徹底解析!

高齢化社会に伴い、ご両親や親族が済んでいた古家が空き家になってしまったというケースが増えてきております。その際土地を売ろうにも古家を残しておいた方が良いのか、それとも解体して売った方が良いのか悩まれる人は多くいらっしゃいます。家を残したまま売るにしても家具も残っているしどうするのがベストか分からないですよね。今回は古家の売却に関してご紹介してまいります。

家は壊せても建てられない?

古家は単純に壊してしまって、新しい家を建てた方がメリットがあるのかと言われれば実はそうではありません。家を建てる際は建築基準法に適合する必要があります。基本的に4m以上の道路に2m以上接していないと新しい家は建てられません。例外もありますが、狭い路地では再建が困難となりますので建物を壊してしまうと再建築不可能な土地となり価値が下がってしまいます。この場合家が残っていればリフォームやリノベーションが可能となります。ただし建て替えを前提で探している買主に売却するのは非常に困難と言えます。

更地にするメリット・デメリット

メリットとは

  • 瑕疵担保責任のトラブルに巻き込まれにくい
  • 買い手が付きやすい

更地にすることにより、瑕疵担保責任のトラブルに巻き込まれにくくなります。建物に雨漏りやシロアリの被害など何か不具合があった場合売主は瑕疵担保責任を負います。古家なので予め不具合があることは分かり切っていますので、この責任を免除してもらう契約は可能です。売買契約時に不動産会社にきちんと条件として事前に伝える必要がありますので、注意しましょう。また、大抵土地を探している買主は解体費用やリフォームの費用が嵩む場合もあり更地での購入希望が多いので買い手が付きやすいのが現実です。

デメリットとは

  • 固定資産税が高くなる
  • 解体の手間と費用がかかる
  • 建築基準法で再建築不可能な場合は売りにくくなる

土地は建物が建っている場合買主が住宅ローンを利用できます。建物がない場合はこの住宅ローンを受けることが出来ません。また、建物がなくなるとせっかく安くなった固定資産税が跳ね上がる場合があります。建物が残っている場合は固定資産税が安いままですので買主にとっても有りがたいですよね。また、上記でもご紹介しましたように家を建てる際には建築基準法に沿って建てなくてはなりません。過去は問題なかった土地でも現在では家を壊してしまうと再建築不可能になってしまう場合もあります。

更地にするとメリットもありますがデメリットもありますので、なるべく家は残したままの売却が良いでしょう。

家を売る前に注意するべき点

  • 不要な樹木や石は処分する
  • 境界線をはっきりさせておく
  • 上下水道管の交換の有無を確かめる

家を売った後によくトラブルになるのが境界線です。土地の購入がかなり以前の場合は境界線があいまいになってしまっていることが多々あります。柵がはみ出していないか、柵がプライベートを保つための高さがあるかどうかなど理由は様々ですが、計測に費用や手間もかかりますので、問題がある場合は買い手が付きにくいので早急に解決しておく方が得策です。
敷地内に小さな庭園が供えられていたり木や石があった場合買い手の希望によっては処分することも必要です。庭に物置などがある場合も早々に撤去しておく方が良いでしょう。
また、古家の場合上下水道管が細い場合やかなり劣化している場合もありますので、費用が掛かってしまいますが修繕やリフォームが必要な場合があります。

家具は処分すべき?

基本的に家具や家財は買主にとって不要になる場合がほとんどですので売手側で処分しましょう。家具や家財は不動産価値に上乗せはできません。逆に処分に費用が掛かってしまうわけですから値引きの交渉材料になる事もありますので注意しましょう。ですが、購入希望時に買手が引継ぎを了承した場合はそのまま残しておくことも可能ですので、一度買手に家具や家電の引継ぎを確認してみましょう。エアコンや照明器具は引継ぎを希望される方も多いです。ご近所付き合いがある場合は欲しい家財があるかどうか尋ねてみるのもいいでしょう。友人に頼めば処分の手間や費用も省けますし、何より譲ったものを大切に使用してくれそうなので嬉しさもありますね。

最近ではオークションやフリマアプリといった手段もありますので、お時間がある場合や、発送が手間ではない場合は利用してみるのも一つの手です。

最後に

家を売却する際に気をつける点と処分に関してご紹介しましたが、いかがでしたか?それぞれメリットやデメリットがありますので、不動産会社にしっかりと確認してトラブルにならないように親族間での相談も忘れないようにしましょう。売却時に困ることは知識が不足していることなので、不動産会社に任せっきりにせずにしっかりと自ら知識を蓄える事も大切です。大切な資産を手放す訳ですから手間だからと手抜きしないようにしたいですね。
土地の売却やご相談がありましたらワントップハウスで力になりますので、お気軽にお問い合わせください。

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