2019年6月13日

洗濯物のいやーな臭いの原因は洗濯機!?


徐々に梅雨入りが始まり、じめじめいやーな時期がやってきますね。雨が増えると外に洗濯物を干せないので、部屋干しが増えますよね。なかなか乾かないし、なんだか嫌な臭いが…
それ、干し方だけじゃなくてもしかしたら洗濯層のカビが原因かもしれません。本格的な梅雨を迎え前にしておきたい、洗濯槽の掃除の仕方をご紹介します。

実は汚れがたまりやすい洗濯槽

洗剤を入れて洗っているので一見きれいに思えますが、実は洗濯槽って汚れがたまりやすく黒カビが発生しやすいんです。
服についた糸くずや皮脂の汚れ、洗剤の溶け残りなどが湿度と相まって、カビ発生の温床となっています。黒カビが大量に発生すると、洗濯機を回しているときに黒いピロピロしたものが浮いてきます。実はこれがカビなんです。洗濯槽についたカビが遠心力で剥がれて、せっかく洗った洗濯物についてしまいます。それだけでなく、ぜんそくやアレルギーの原因にもなりますので定期的に清掃するようにしましょう。

洗濯槽クリーナーは2種類

洗濯槽の掃除に使うクリーナーは主に2種類に分かれています。洗濯機の種類によって使えないものもありますので、説明書や注意書きをしっかり読んでから購入しましょう。

分解して除去する塩素系クリーナー

塩素系のクリーナーは強い殺菌効果があり、カビを分解して除去します。酵素系に比べて掃除の手間が少ないです。塩素独特のツンとした臭いが残ることもありますが、お洗濯などには支障がない程度です。
洗濯槽に高水位まで水を入れたら、クリーナーを入れて洗濯槽の洗浄コース、もしくは標準コースで洗濯機を回します。1コース終了したら、洗濯機のふたを開けてよく乾燥させましょう。
※詳しい使用方法は説明書をよく確認してください。

泡の力で浮かせてはがす酵素系クリーナー

カビそのものを分解する塩素系に対し、酵素系は洗濯槽にこびりついたカビを泡の力で浮かせてはがします。
洗濯槽に高水位まで水を入れます。このとき、水ではなくぬるま湯を使うとより効果的に汚れをはがすことができます。クリーナーを入れて1~2分撹拌します。そのまま説明書に書いてある時間つけ置きします。汚れがひどい時や、はじめての洗濯槽掃除のときは一晩つけ置いてもいいですね。
つけ置き後、再び1~2分ほど撹拌するとあらびっくり。ゴミやカビが浮いてきますので、網やネットで汚れを掬い取りましょう。汚れが浮いてこなくなるまで、すすぎを繰り返します。そのまま流してしまうと、排水溝のつまりの原因になるのでしっかりきれいにしましょう。

日頃のお手入れでカビ予防

カビを発生させないためには定期的な掃除も必要ですが、日頃の予防も大切です。

脱いだものは洗濯籠へ

脱いだ服をすぐに洗濯機に入れると、服についている皮脂や汚れで湿度が上がりカビが発生しやすくなります。洗濯機には洗濯直前に入れるようにしましょう。

洗剤は容量を守って

多い方がよく落ちると思って、規定の量より多く洗剤を入れていませんか?溶け切らなかった洗剤が残ってしまい、カビの原因になります。

使用後は洗濯槽の乾燥を

洗濯機を使用したあとは、ふたを開けて洗濯槽を乾燥させましょう。すぐにふたをしてしまうと水分や湿気がこもったままになり、臭いやカビ発生の原因になります。

洗濯後はすぐに干す

濡れた洗濯物をいつまでも入れっぱなしにしていると、雑菌が繁殖しカビの原因だけではなく、せっかく洗った洗濯物にいやな臭いがついたりします。

最後に

いかがでしたか?目に見えなくても、意外と洗濯槽って汚れているんです。汚れがたまるほどお掃除が大変になります。日頃のお手入れと、月1回の定期的なお掃除で清潔な洗濯機を保ちましょう。