2017年10月26日

賃貸物件でタバコを吸うとどうなるの?

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近頃タバコの増税に関して騒がれていますね。
喫煙者にとってタバコを吸えないということはかなりのストレスですね。
ですが、タバコを吸うことによってどのようなデメリットがあるのかをご紹介していきます。

室内でタバコを吸ってしまうと壁や天井がヤニだらけに!

問題の一つとしてヤニがあげられます。
私の祖母もかなりのヘビースモーカーで、比較的白い壁紙の中古住宅に移り住みました。
キレイだった壁紙も今ではオレンジ色の壁紙になってしまっています(苦笑

このようにタバコを室内で吸ってしまうとヤニが天井や壁についてしまいます。
当然ヤニということは壁紙に色もついてしまう訳で、喫煙者ご本人は気づきにくい事ですが、
室内はタバコの匂いも染みついてしまうのです。

ヤニのついた賃貸の原状回復費用って高くなるの?

結論から申し上げますと高くなります。
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では下記のように記述があります。

賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること

引用:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

ですが、これはあくまでもお部屋をキレイに使用していた場合に限るわけです。
タバコで故意に賃貸を汚してしまった場合は、壁紙の全張替などになった場合はハウスクリーニングを合わせ、
1Kの狭いお部屋でも10万円前後の修繕費用が掛かってしまいます。

単純計算したとしてこれが3部屋になると30万円を超えてしまうというケースもあるわけですね。

原状回復費用を抑えるためにすべきこと

まずは室内でタバコを吸わないというのが一番の解決方法でしょう。
ですが、どうしても室内でタバコを吸いたいという時は以下の対応を心がけましょう。

・キッチンの換気扇の下で吸う
・空気清浄機を導入する
・年に1~2回はヤニ対策の掃除をする

※あくまでも対策の一つなので、気をつけましょう。
ヤニ掃除は最近100円均一でも手に入る「重曹」が非常に役立ちます。
ですが、木材や畳などは色落ちの恐れがありますので、十分気をつけてから使用するようにしましょう。

最後に

賃貸でタバコを吸ってしまった場合についてご紹介しました。
人に借りたお部屋ですので、基本は室内では吸わないように心がけるのが一番トラブルを回避できるかもしれませんね。
ただし、現在ベランダで吸っていても近隣の住人の苦情の対象になる事も多々あるようです。
マナーを守ってストレスの無い生活を送りましょう。