2020年11月17日

ペットと暮らす時の注意点


家族の一員として愛されているペットたち。
部屋を借りるときに「ペットを飼いたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
そのペット人気のニーズを受けて、ペット可賃貸物件は増加傾向にありますが、注意点や退去時の原状回復費用に詳しくないことでトラブルになってしまうケースも。
今回は、そのようなトラブルに合わないための注意点や、原状回復費用を抑えるコツをご紹介します。

ペット可の賃貸物件の探し方

現在ペット可賃貸として提供されている物件は、大きく次の3タイプにわけられます。

  • 新築時からペット可のペット可賃貸物件
  • 後からペット可にしたペット可賃貸物件
  • 設計段階から、ペットを飼う方が住むことを想定して建築されたペット共生型賃貸物件


ペット可賃貸でありながら「立地」「家賃」「間取り」「築年数」などいずれの希望をすべて満たした好条件の賃貸物件を探すのは難しいかもしれません。
そこで、ペット可の賃貸を探すときは、重視したいところと妥協してもいいところの優先順位をつけておく必要があります。
また、ペット可賃貸とペット共生型賃貸の違いはペット用設備の有無で、その分の家賃相場は一般の賃貸よりも割高になることがあります。

ペット可の賃貸契約を結ぶ際に大切なこと


一概に「ペット可」といっても、飼育が認められる動物の種類や数は物件によって大きく異なります。
「壁を傷つける猫はNG」や「マンションの共有部分を抱きかかえて移動できる小型犬は可能だが、
中型犬・大型犬は万が一ほかの住人に飛びつく可能性があるので不可」などマンションの管理規約(飼育規約または使用細則)にルール化されています。

賃貸借契約前にしっかり内容を確認しましょう。

内容が難しい言葉で記載されていることも多いので、わからない部分は不動産会社の担当者へ質問して疑問を解消することが大事ですね。
物件の飼育条件を事前に確認することで、不動産業者や貸主にアピールでき、上手く交渉することで飼育の許可をもらえることもあります。

原状回復費用を抑えるコツ

ペット可賃貸は、退去時の原状回復費用が高額になるケースが多いです。
ペットがつける傷などの破損とニオイが高額になってしまう原因ですが、入居時から原状回復費用を抑えるコツを知ることで対策可能です。

・床


ペットの爪で床(フローリング)を傷つけてしまうと原状回復費用が高額になります。
その費用を抑えるコツは、フローリング(フロア)マットを使用することです。
またフローリング(フロア)マットは洗えるものがオススメです。
しつけがしっかりしていても、排泄などの粗相をすることが考えられますので、汚したときに簡単に洗えるものが良いですね。

・壁


ペットが、爪などで傷つけるため原状回復費用が高額になります。
その費用を抑えるコツは、賃貸物件でも使用できる壁紙で保護することです。
ペットが届く範囲に、簡単に貼れて剥がすことが可能な壁紙を使用することで、元の壁紙に傷をつける可能性が減ります。

・ニオイ


退去立会時に、ニオイがひどい場合は高額な原状回復費用を請求される可能性があります。
上記のフローリング(フロア)マットや壁紙の消臭除菌効果がついているタイプもありますが、ペットが舐めても大丈夫な素材を使用した消臭スプレーがオススメです。
また体臭やふん尿の臭いを抑える成分配合のドッグフード/キャットフードが発売されていますので、試しに使ってみてもいいかもですね。

まとめ


今回は、ペット可賃貸の注意点と原状回復費用を抑えるコツについてご紹介しました。
飼い主もペットも、もちろん近隣の住民も互いに理解を深めて充実した共生生活を営むことが大切です。
不要なトラブルがおこらないよう、日頃からコミュニケーションを取り、自由に快適にペットライフを楽しみましょう。