2021年11月29日

コロナ禍で進化する間取り

マンションイメージ
コロナ禍で、テレワークが増えたことで、住戸内に仕事スペースを設けるケースが増えました。
そのため、マンションの間取りにもいくつかの変化が。
今回は、最先端の動きとして、進化する間取りをいくつか紹介します。

廊下のない間取り

室内廊下を設けなかったり、室内廊下を設けても、そのスペースが生活空間に取り込まれている間取りが最近ちらほらと出てきました。
廊下を通路だけにせず、そのスペースをリビングなどに取り込めば、個性的な間取りが完成し、住戸内の生活スペースが広がります。
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兵庫県西宮市で分譲中のマンションでは、大胆に室内廊下をなくしたプラン「みんなの笑顔を見晴らすMa」があります。
玄関ドアを開けると、専用庭まで縦長の巨大リビングダイニングが目に飛び込んでくる間取りです。
https://www.sgr-sumai.jp/mansion/r-nishinomiyakoshien/aima/

区切れる間取り

在宅勤務を快適なものにするためのポイントは、”仕事に集中できること”です。
現在の住まいに在宅勤務用のスペースを設ける場合、納戸などの収納スペースに仕事用のデスクを置いて、ワークスペースとして活用する方法があります。
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オープンな場所しかなくてもパーテーションやロールスクリーンを設けて、周りから仕切れば、区切れる間取りとなります。
どんな小さなスペースでも3方が囲われていると、かなり落ち着きますし集中できます。

マンションの共用部や外部まで含めてワークスペース

専有部だけでなく、ラウンジなどの共用スペース、中庭などの外部と、住まいの中でもワークスペースのニーズがより多様化しています。
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三井不動産レジデンシャルの「パークタワー勝どきミッド/サウス」(東京都中央区)がその典型例。
総戸数2786戸のメガマンションですが、共用施設に約330平方メートルのコワーキングスペースが設けられ、会議室、個室ブースなどが設置される予定です。
https://www.31sumai.com/mfr/X1972/public.html

まとめ

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これから家を選ぶときには、在宅勤務の可能性もふまえて部屋の使い方をイメージしながら間取りを検討したいものです。
また、現在お住まいの家でも、屋外スペースも含めてワークスペースや収納を見直し、必要なアイテムを購入するなどして環境を整えることで快適に仕事できますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。