2022年9月12日

思わぬケガで使う保険は介護?医療?

ジョギングイメージ
猛暑の日々も朝夕は少し涼しくなってきましたね。
運動不足解消にジョギングでもと考えている方も多いのではないでしょうか。
ついつい張り切ってしまって、思わぬケガをしてしまうことも。そんな時に利用する保険は、介護保険?医療保険?
今回は介護保険と医療保険の違いと併用できるのかについてご紹介します。

介護保険とは?

介護イメージ
40歳になると誰もが加入する社会保険です。
65歳以上は第1号被保険者、40歳~64歳は第2号被保険者として区分されています。
介護保険制度を利用するためには、お住いの市区町村にて要介護認定を受けなければいけません。

医療保険とは?

入院イメージ
本人や家族が病気・ケガをしたときに、その治療にかかる医療費を負担してくれる保険制度のことです。
日本在住のすべての人が加入を義務付けられており、職業や年齢によって加入する公的医療保険の種類が異なります。

医療保険と介護保険の違い

保険医療保険介護保険
目的病気やけがをした際の医療費の補填介護にかかる費用の補填
種類公的医療保険民間医療保険公的介護保険民間介護保険
加入対象全日本国民に加入義務有任意40歳以上の全日本国民に加入義務あり任意
利用条件なしなしお住まいの市区町村で申請した後、要支援認定・要介護認定を受けた人お住まいの市区町村で申請した後、要支援認定・要介護認定を受けた人

医療保険と介護保険は併用できる?

原則的に、介護保険と医療保険は併用できない決まりになっています。
なお、介護保険は要介護認定を受けていなければ利用できず、どちらも利用できる場合には「介護保険が優先」されます。

また、医療費の自己負担割合は医療保険が年齢や所得に応じて1〜3割の自己負担分であるのに対し、介護保険の場合は1割の自己負担分です。
そのため、どちらも利用できるような状況となった場合は介護保険が優先されますが、医療費分で損をすることはありません。
また、民間保険の場合は、給付条件さえ満たしていれば、医療保険と介護保険の併用が可能です。

まとめ

運動イメージ
介護保険と医療保険について、主な内容と違いについてはおわかりいただけましたか?
要介護認定を受けたら介護保険が優先されること。
さらには介護保険と医療保険の併用は原則的にはできないが、例外があることも解説しました。
もし、家族に介護が必要になったときは、役所の介護保険を担当する窓口か、地域包括支援センターに相談してくださいね。