2020年12月15日

家を貸すための押さえたいポイント


実家が空き家になったら売ってしまいますか?
それとも自分たちの老後までは人に貸して、有効活用しますか?
ただ無思考で家を貸してしまうと、家に戻れなかったり、思わぬ支出があり損をしてしまうこともあります。
今回は空き家を貸す際のポイントをご紹介したいと思います。

ポイント1:いずれ住みたい場合は「定期借家契約」

いずれ家に戻ってきたい!と考えている方は、「定期借家契約」にて家を貸し出すようにしましょう。
誤って、「普通借家契約」にてしまうと、貸した人が契約を解除しない限り、退出させることはできません。
契約更新の拒否の権利がないので、いざ家を返してほしいとなった場合でも、契約を解除することはできないのです。

定期借家契約では、更新の概念がなく契約期間によって契約終了になることから、再契約しない限りは退去してもらうことが可能です。
その代わり、借主の立場では、もっと住み続けたいのに大家から再契約しないと言われるリスクを伴いますので、普通借家契約よりも賃料が安くなる傾向があります。

ポイント2:支出は事前に計算しておく

家を貸すと家賃収入が入るだけじゃないの?と思うかもしれませんが、収入が入るということは支払う税金も増えるということです。

主にかかる支出

  • 固定資産税・都市計画税
  • 事業所得に関する所得税・住民税
  • 管理委託費(※管理会社に委託する場合)
  • 管理費・修繕積立金(※分譲マンションの場合)
  • 火災保険料

月々4~6万円程度が目安です。

また、初期費用としては、不動産会社への仲介手数料やその他経費がかかるので、数十万円かかります。
貸す前に大きなリフォームをした場合には100万程度かかることもあります。
更に、退去者が出た場合は、「現状回復」のために修繕やリフォームが必要になり、費用がかかってしまいます。

ポイント3:無断で家を貸したらどうなる?

転勤などの事情で住宅ローンの残っている家を離れなければいけない、しかし、売りたくはない、という状態ならば家を賃貸として貸し出すのはすぐに思い浮かぶ選択肢でしょう。
住宅ローンが残っている物件を貸す場合は、金融機関によっては残りのローン全額の返済を求められることがあるので注意が必要です。

ポイント4:家を貸すのに資格は必要?

家を貸すのに資格は必要ありません。
ただし、家を貸す前にひととおり家を貸す知識を資格がとれる形で勉強したいのであれば、「不動産宅建士」もしくは「マンション管理士」を目指すとよいでしょう。

ただ、当たり前のことですが、家を貸す手続きをすべて自分でやるとなると、入居者の募集、家賃の集金、修理修繕の対応、入居者対応、クレーム対応、建物の管理、定期巡回、明け渡し交渉を全てやらねばならずどこかでほころびが生じる可能性があるでしょう。

まとめ


家を貸す際には意外と注意すべきことがあったのではないでしょうか。
なので、不動産会社に仲介してもらってスピーディに今ある問題から解放されましょう!
まずは家の査定をしてもらい、家にどれくらいの価値があるのかを知ることから始めるといいですね。
ワントップハウスでは無料査定をしていますので、お気軽にお問い合わせください。
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