2021年4月23日

おうちのタオルをふわふわに

買ったばかりのタオルはふわふわしていたのに、何度も使ったり洗ったりしているうちにどんどんゴワゴワ。。。
今回はゴワゴワになったバスタオルをふわふわに復活する方法をご紹介します。

ふわふわの構造


タオルの生地の縦糸と横糸に間には、パイルがというものがあります。
これがきちんと立っている状態だと、タオルがふわふわした肌ざわりになるんです。
でも、何度も使って洗ううちに、いつの間にかタオルがゴワゴワした状態になってしまいます。

タオルがゴワゴワになってしまう4つの原因

パイルが寝たままの状態で干している

洗濯機から取り出したタオルをそのまま干すと、パイルが寝たまま乾いてしまいます。
パイルが立っていない状態では、硬くゴワゴワした手ざわりのタオルになります。

乾燥のしすぎ


タオルを直射日光で長時間干すと、水分が蒸発しすぎてしまい繊維が硬くなります。
干す場所やその日の天気などに注意して、ほかの洗濯物よりも早いタイミングで取りこむことをおすすめします。

洗濯機の設定や洗濯物の詰め込みすぎ

タオル生地にダメージを与えることも、ゴワゴワになる原因の一つです。
洗濯機の洗いと脱水を自動プログラムよりも長く変更したり、洗濯物を詰め込みすぎたりすると、タオル生地がダメージを受けてしまいます。
生地が目詰まりを起こしてしまったり、縮んで硬くなることもあるので注意してください。

石鹸カスが付着している

洗剤の溶け残りや柔軟剤のすすぎ残しは、石鹸カスとして繊維に付着します。
石鹸カスは乾燥すると固まり、洗濯をするたびにそれが蓄積することで、タオルがゴワゴワになってしまうのです。

ふわふわに復活するポイント

タオルはたっぷりの水に浸す

タオルを洗濯するとき重要なのは、タオルにたっぷりと水分を含ませること。
タオル全体をしっかりと濡らしておくことで、乾いた状態のパイルどうしがこすれるなどして傷つくのを防げるほか、たっぷりの水でパイルを泳がせることができることから、パイルが立つ「ふわふわ」状態が守れるのです。

干すときも大切!「振りさばき×20回」


脱水のときに寝てしまった「パイル」をしっかり立たせるのも大切です。
タオルを半分ほどに折った状態で、折り目を持ち、力強く10回、振りさばきます。
さらに裏返してもう一度10回行ってください。
実際にやってみると、20回振りさばいたタオルは、パイルが立ち、買ったばかりのような、ふわふわ状態になりました!

柔軟剤の入れすぎに注意!

タオルは確かに「ふわふわ」になりますが、タオルにとって大切な「吸水力」が落ちてしまうことがあるといいます。
柔軟剤はパイルの表面をコーティングすることで、パイルを立ちあがらせ、「ふわっ」とした肌触りに仕上げられるというものなのですが、「パイルをコーティング」してしまう分、吸収する水分の量も減ってしまうとのこと。
記載の量よりも多く柔軟剤を使用すると、その分、吸水力が落ちてますので使い過ぎにご注意ください。

まとめ


タオルはふわふわとした気持ちいい状態をできるだけ長く保ちたいもの。
タオルにも寿命がありますが、洗い方や乾燥方法を少し工夫するだけで、仕上がりに大きな差が生まれます。
いつもふわふわなタオルを使っていれば家族の笑顔も増えるはず。
ゴワゴワのタオルに悩んでいる方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。