2022年3月24日

離れた家族の見守りサービス

老人イメージ
高齢の両親と離れて暮らしている場合、体調の変化や認知症の発症などを常に見守ることができず、気づいたときには悪化していたというケースも少なくありません。
見守りサービスを利用すれば、遠方から両親の生活をサポートできます。
今回は見守りサービスについて、どのように選ぶべきなのか、選び方のポイントを5つご紹介します。

見守りサービスとは

生活イメージ
見守りサービスとは、遠方に住む家族に代わって高齢者の生活をサポートするサービスです。
大きく分けると下記の4タイプがあります。

  • センサー型:家電やガスの使用状況や、室内に設置した感知センサーの感知状況などから、日常生活を見守るサービス。
  • 通報型:突然の体調不良などの緊急時に、簡単に通報ができるサービス。
  • コミュケーション型:電話や直接訪問をして、近況や生活の様子を確認してくれるサービス。
  • その他、複合型:カメラや生活支援など、さまざまな機器や見守りを複合的に取り入れたサービス。

見守りサービスを選ぶポイント

見守りサービスを導入する場合、どんなポイントに注意して選べばいいのでしょうか。

親の意向を尊重する

1番大切なポイントは親の意向を尊重することです。

心配だから、ということでついついあれもこれもと利用したくなりますが、見守りに抵抗がある方も少なくありません。
自分たちの心配という気持ちを伝えることはもちろん大切ではありますが、それよりも本人がどうしたいか、何であれば抵抗なく利用することができるのか、よく話し合うようにしましょう。

状況や目的に合わせて選ぶ

24時間必要なのか
週に1回程度必要なのか
時間イメージ
といった時間軸から、
カメラによる見守りが必要なのか
通知のみで良いのか

など状況や目的に合わせて選ぶようにしましょう。

まずお手軽なものから始めて、状況に合わせてサービスを変えていくという利用の仕方も可能ですので、その時々にあったものを利用しましょう。

費用にポイントを絞って選ぶのもあり

24時間
緊急時

など安心を優先しようとするとどうしても費用が高くなってしまう場合があります。あまり費用が高すぎると親が気を遣うといったこともあるでしょう。

求める目的を満たすサービスを利用するのが最善ですが、長期的に利用することも考えて無理のない範囲で利用できるサービスを選ぶようにしましょう。

機械を使用する場合は操作が簡単なものを選ぶ

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サービスによっては親が何もする必要はなく、子に通知が届くサービスもありますが、なかには親自身がボタンを押すなど操作が必要な場合があります。

操作が難しくて使えない、では利用する意味がなくなってしまいますので、機械操作がなるべく簡単なサービスを選ぶようにしましょう。

迷ったときは専門家に相談する

目的
費用目安
があったとしても何を選べばいいのだろう、と悩んだ時は専門家に相談することをオススメします。
相談イメージ

  • 市区町村役場の窓口
  • 地域包括支援センター:高齢者の総合相談窓口
  • ケアマネジャー

など身近に相談ができる専門家はたくさんいます。

まとめ

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高齢者の親と離れて暮らしていると心配事がたくさんあります。
一緒に住む?老人ホームに入居する?など解決策はいくつかありますが、住み慣れた場所から引っ越すというのは、親にとっても子にとってもハードルが高いものです。
住まいを変えずに安心を得ることができる見守りサービス、ぜひ検討してみてください。